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紙工作で立体を作る 木工パテで紙のすき間を埋めてリアルな作品を作る方法

このような疑問を解決して、紙工作のレベルをあげられる記事になっています。

実際に私も紙同士の隙間を埋めることに成功し、周りからか紙でできているとは思えないと言ってもらえました。

この記事で紹介する「パテ」で埋める技を使えば、だれでも紙工作のクオリティをあげることができます。記事の前半ではおすすめのパテについて、後半では紙工作でどのように使っていくかを紹介していきます。

紙工作におすすめのパテ

おすすめはエポキシパテ 木部用です。その理由は紙との相性が良いからです。

エポキシパテは接着剤の一種であり、そのためべたべたとした粘着性があります。

速乾性だから作業効率もアップ

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好きな形が作れるから工作が楽しくなる

過去作った作品も、紙では作りにくい部分に木部用パテを使用して、4年ほどたった今でもひび割れすることなく、形を保ち続けています。
そのため紙工作には木部用パテをおすすめします。

さらに紙同士をつなぎ合わせた隙間を埋めることもできます。

エポキシパテ木部用のメリットとデメリット

購入者の口コミからメリットとデメリットを抜粋しました。

メリット
デメリット
  • サクサク削れて模型用にちょうどいい
  • 硬化が早くて使いやすい
  • 強度が十分
  • こねるのが少し大変
  • 独特のにおいがする
  • もう少し安い方がいい

実際に使ってみたところ、デメリットにある独特な臭いは、何か焦げたような匂いです。私自身開封した時に感じただけで、乾くとにおいは消えました。そのほか感じたデメリットとその対処法はこちら。

メリットにあるように削りやすくて使いやすいです。

エポキシパテ木部用の使い方

使いたい分量、またはそれよりも少ない量をカッターナイフで切り取ります。切るときに使ったカッターナイフはベトベトするのでアルコールシートで拭くといいです。

断面を見ると茶色と白になっているのが分かります。

この2つの色を混ぜ合わせることで固まっていきます。パテをつぶして伸ばし、折りたたんでまた伸ばすことで混ざっていきます。

混ざったら早速作品にくっつけていきます。パテ自体ベトベトしているので、気になる人は付属の手袋を使うことをおすすめします。手袋は両手一組が入っています。

実際に手袋を使いましたが、手に密着しないので途中で使うのをやめました。もし手袋を使うなら、手に密着するニトリル手袋をおすすめします。

手にフィットするから細かな作業でも使いやすい

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パテ以外にも塗装など工作全般に使用可能

パテ以外にも、手が汚れる塗装作業に使うことができます。

紙同士のスキマを埋めるコツ

指先に力を込めて隙間にパテを押し込んでいきます。紙の表面はツルツルしているので、最初はくっつきにくいです。

だんだんとパテが紙になじんできます。パテを付けたらそのまま薄くのばすように広げていきます。

約30分で硬くなりました。このあとはやすりを使って余分な部分を使っていきます(パッケージには4分以内に作業を終わらすように書いてあります。)

指紋や手袋の跡がついても、この後乾いたら削るので問題ありません。ここで重要なのは紙同士をくっつけたときの隙間を完全に埋めることです。慣れないうちはパテを厚く盛り付けて隙間を埋めていきましょう。

混ぜて塗りこめばOKです。紙にすぐなじんで張り付くので、紙に押し当てるように使ってください。

パテを削るときのコツ

パテを削るときのコツは、目の粗いヤスリから目の細かいヤスリの順番に削っていきます。目が粗い、細かいというのはやすりに書いてある番号で判断します。数字が小さければ削る力が強く、大きくなれば削る力が弱くなることを表します。

削るときに使う道具はこちら

  • ナイフ
  • やすり(目の粗いものと細かいもの)

削りたい部分によって道具を変えますが、初心者なら紙やすりで整えていくことで、削りすぎを防ぐことができます。まずは削る力が強いやすり、目の粗いやすりから使っていきます。

ヤスリの目が削ったパテの粉で詰まってきたら新しいものに交換しましょう。削る力が落ちたヤスリでは、作業もはかどりません。

あなたのイメージする形に近づいてきたら目の細かいやすりで削っていきます。

今回、筆者の家には目が細かい紙やすりがなかったため電動ヤスリを使って表面をととのえました。表面は汚いですが色を塗ってしまえば問題ありません。

紙やすりが厚紙にあたってしまい、紙の表面が毛羽立ってしまいました。そこで瞬間接着剤を厚紙に数滴たらして染み込ませます。乾燥さすると、毛羽立ちをなくすことができるんです。乾燥したら表面にやすりをかけていきます。

この時のやすりは、目が細かいものを使います。パテの形が整ってきているので目の粗いやすりは必要ありません。

表面を整えた後、マーカーで色を塗ってみました。今回はポスカの黒を使っています。

パテは使うことで隙間が埋まり、さらに紙になじんでくれるので、紙自体を丈夫にしてくれます。完全に乾いてから削ることで、パテが紙からはがれることがなくなります。また力を入れすぎずにやすりがけをすることで削りすぎを防げます。

削るときのコツ まとめ

  • 目の粗いヤスリから間の細かいヤスリの順番に使う
  • パテが厚くてやすりでは削れないときはナイフで削る
  • 紙を削ってけば立っても、パテにひびが入っても気にしない
  • 毛羽立ちやヒビ割れは瞬間接着剤を染み込ませてやすりがけする

パテで造形する方法

紙では作りにくい形も、パテを使えば簡単に作り出すことができます。その方法はこちらの記事で紹介しているので併せてごらんください。

実際に感じたデメリット

私が感じたことは次の2つです

  • 手がベタベタする
  • においがある

手がべたべたする

接着剤の一つなので仕方ありません。パテの切りだしに使った道具や手など、触れたものはすべてベタベタします。

対処法:アルコールシートやせっけんで洗えば簡単にべたつきをとることができます。

においがある

何かが焦げたようなにおいがあります。パテを開封した時点で匂ってきます。

対処法:窓を開けながら行うと予防できます。私は気にならなかったので窓を閉めた状態で作業しました。

まとめ パテは木部用がいちばん紙となじんで使える

セメダインの木部用パテは紙となじみやすいうえ、削りやすく作業効率がアップします。パテを使う上でのコツは

  • 薄く広くのばして削る作業を楽にする
  • ヤスリは目の粗いものから順番に使っていく
  • 瞬間接着剤で補修できるので多少失敗しても大丈夫

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好きな形が作れるから工作が楽しくなる

の3つです。これさえやれば初心者でも紙工作の技術が上達して、周りから「紙でできてるとは思えない!」とあなたの評判が上がること間違いなし!ぜひ紙工作のレベルアップにパテを使ってみてください。

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