こんな悩みの方におすすめ
こんな悩みが解決できる記事になっています。
実際に私も紙工作の中で用途に合わせて別の材料を使い、紙だけを使った時よりも作りこむことができました。
この記事で紹介する方法をマネすれば、だれでも紙には見えないくらいリアルなものが作れて、趣味の時間がもっと楽しくなりますよ。
記事前半では紙や材料の使い分けについて、後半ではきれいに紙をカットする方法を紹介します。

紙工作をもっと作りこんでリアルにする方法
使う紙の厚さや種類を変えたり、紙以外の部品を使うことでリアルな工作ができます。ここでは
- 紙工作で使う紙の選び方
- 紙以外の素材を使うこと
この2つについて紹介していきます。
紙を使い分ける
紙の厚さや表面の質感を変えることで、見た目にメリハリをつけることができます。例えば、表面がつるつるした上質紙やざらざらした和紙、選ぶだけで作品の質感が変わります。色を塗る場合特に気にする必要はありません。
また、穴の開いた「パンチングペーパー」は電車の網棚やフェンスの表現に便利です。
この写真では、電車の座席を作っています。座席下部分の金網には「パンチングペーパー」を使用しました。本物の電車も網目状になっています。


パンチングペーパーを使う以外にも、マジックペンで小さな点を書いて穴が開いているように見せることもできます。あまり目立つところでは使わない方がいいかもしれません。

紙を選ぶ際には、自分が作りたいものがどういった形かをイメージし、それに適した厚さの紙や種類を探すことが大切です。新宿の「世界堂」のような画材店には、さまざまな種類の紙がそろっているので、一度足を運んでみるのもおすすめです。
紙はたくさん種類があるので、実際に文房具屋や画材屋へ行き、どんな触り心地なのか見た目なのかを確かめてみることが大切です。
紙以外の素材を使う
紙の強度をあげたり、細い手すりなど紙では作れない部分のとき、紙以外のものを使います。金属の細い線やプラスチックを使用することで、強度を高められるためです。
また、これらは入手しやすい点も大きな理由の一つです。
例えば銀色の細い線は、細い金属の線「真ちゅう線」を使っています。紙を使ってしまうとぼてっとした感じになってしまうところ、金属を使ったことによりシャープに仕上がっています。

さらに例をあげると、電車の中の手すりは紙では柔らかすぎて再現できません。そんな時に自由に曲がるプラスチックの棒を使うと簡単に再現できます。
\プラスチックなのに自由に曲げられる/
この写真の手すりは、自由に曲がるプラスチックの棒を利用しています。軽くて金属よりもの安く仕上がるので便利です。またアルミテープを張り付けることで頑丈で本物の金属の見た目にすることもできます。

プラスチックの棒や金属の線、アルミテープなどを使うことで、紙工作とは思えないリアルな作品を作り上げることができます。
アルミホイルに両面テープを付けても、簡単に金属のような見た目を再現できます。
例えば窓枠など、透明なプラスチックの板の周りに貼り付けることで一気にリアルな感じになります。


貼るときは一気に張らず、手前から少しづつ両面テープをはがしていく。
綿棒などやわらかいもので押さえつけながら貼るのがきれいになるコツです。
アルミホイルを使った工作の手順
まず用意するものはこちら

- 定規
- 両面テープ
- アルミホイル
- アルミホイルを張り付けるもの
- カッターマット
アルミホイルを適当な大きさに切りだす

アルミホイルを適当な大きさに切りだして両面テープを張ります。この時、アルミホイルはきちんとシワを伸ばします。そのあと両面テープと同じ幅にアルミホイルを切りだします。

素材に貼り付けていく

両面テープを少しずつはがして素材に貼っていきます。このとき、綿棒のような柔らかいものでこするようにしていきます。
素材の裏面にアルミホイルを貼り付ける

表面にすべて貼れたら裏側にアルミホイルを貼っていきます。真ん中から左右に貼っていくとしわができにくいです。
余った部分を切って完成

素材からはみ出た部分をカットして完成です。
爪でひっかいてしまうとキズがついて消すことができません。

ほかにも、木工用パテ作を使った方法をこちらの記事で紹介しています。
紙をきれいにカットする方法
下書きをして、力を入れすぎずに定規とカッターナイフを使って切ります。
下書きは、どこを切るのかを示す案内図のようなもの。これによって切るべき場所を見失う心配がありません。まっすぐに切れているつもりでも、下書きがなければ斜めに切ってしまっていることがあります。
例えば車のカーナビは、進むべき道を案内してくれるものです。それによって迷わずに目的地へ行くことができますよね。
紙工作の下書きも、カーナビと同じような役割を持っています。どこを切るべきか教えてくれるということです。
下書きで直線を引くためには2つの点を書き込みます。例えば幅5cmに切り出したいとき、厚紙の端から5cmの部分を2か所書き込みます。

その2点をつなぐように線を引くことで直線を書くことができます。

下書きなら何度でも修正できますが、切ってしまったら修正はできません。きちんと下書きをすることで、きれいに紙をカットすることができます。
定規とカッターナイフを使って切っていきます。この時力を入れすぎてしまうと定規が下書きからずれてしまい、カッターナイフも線からずれてしまいます。
切れ味の良いカッターナイフならなぞるだけで切ることができます。刃先が欠けているときは新しい刃に交換しましょう。
カッターナイフについてはこちらで詳しく紹介しています。
紙と紙以外のものをくっつける方法
多用途接着剤を使います。接着剤は種類によって、くっつけられる材料が違うからです。確認しないで使うとなかなかくっつかなかったり、接着剤だけ乾燥して、肝心の部品が簡単に取れてしまうことがあります。
さらに多用途接着剤でも塗れる場所が狭いと、張り付けることができないので注意が必要です。
接着剤を塗る面積を広げるためには
先ほども紹介した窓枠の金属の線ですが、さらに細い金属線を貼り付けて作品本内に刺す形で取り付けています。同時に多用途の瞬間接着剤を利用して取れにくくなるように加工しています。


くっつける材質ごとに接着剤を選べば、紙と違う素材をしっかりと接着することができます。接着するときは、接着剤が塗れる面積をしっかりと確保することも大切です。
まとめ 紙工作を作りこむにはほかの素材や紙の厚みも検討すべし
紙工作をよりリアルに作りこむには
- 紙の種類や厚みを変える
- 紙以外の素材を使う
この2点が大切です。紙工作だからと言って紙以外使っていけないというわけではありません。紙よりも適した素材があるときは積極的に使っていきましょう。
紙工作にあると便利な道具も紹介しています。