こんな疑問がある方におすすめ
厚紙工作、せっかく作ったのに色塗りで失敗…。そんな経験はありませんか?実は、初心者でも簡単にきれいに仕上げる方法があるんです!
実際に私も今回紹介する方法で色を塗ったことで、見た目がきれいに仕上がりました。

この記事で紹介する色塗りの方法を実践すれば、子供でも大人でもきれいに紙工作の色付けができて、趣味の時間をもっと楽しいものにすることができますよ。
記事前半では4つの色の塗り方について、後半ではどうすればきれいに塗れるのかというコツを紹介していきます。

厚紙工作に適した色の塗り方4選
水に弱い紙に適した色塗りの方法を初心者がやりやすい順に4つ紹介します。それは
のです。なぜおすすめなのか、理由と一緒に解説していきます。
マーカーで塗る
一番初心者向けで、手軽に簡単にしっかりとした色を塗ることができます。
マーカーなので文房具屋に行けば買うことができ、紙の上をなぞるだけでしっかりとした色が出るからです。
例えば白い画用紙に赤い色を塗るとき、絵具だと水を用意して絵具を出して、準備も片付けも大変です。
しかしマーカーなら、塗りたい色のペンさえあればすぐに色塗りができて片付けも簡単です。
ただし色むらができやすいのがデメリットです。重ね塗りをしないことで色むらを抑えることができます。
ではここで白紙に緑のポスカを塗ってみます。最初は薄いですが重ね塗りすることでだんだんと色を濃くすることができます。

薄い紙を使う時は、マーカーの種類によって裏側に色が染みるので気を付けてください。
マーカーを使った色塗りは誰でもかんたんに、安全に行うことができます。
色鉛筆で塗る
マーカーよりも安くてにおいも発しないため、だれでも安全に色塗りができます。マーカーのようなにおいも色鉛筆にはありません。
周囲にいる人を気にすることなく色塗りができます。小学生や幼稚園児など小さな子供でも簡単に色塗り可能です。ただし下地の色が暗い色だと、色を塗ってもあまり目立ちません。
できるだけ明るく、白色だと色もよく目立ちます。

缶スプレーで塗る
缶スプレーは色むらが出ず、均一に塗ることができます。特に広い範囲を塗るのに適しています。
その理由は塗料の出方にあります。スプレーは塗料が小さな粒になって吹き出します。その小さな粒が細かいところまで入り込んだり、互いに重なることで均一に色を塗ることができるのです。
実際に私が過去に作った紙工作はすべてスプレーによる塗装を行っています。

スプレーは、マーカーや色鉛筆に比べて色の種類がたくさんあるため、自分がイメージした色を簡単に、作品へ塗ることができるのです。
主なメーカごとのスプレーの色の数
メーカー | 数 | 容量 |
アサヒペン クリエイティブカラースプレー | 92 | 100mm 300mm 420mm |
タミヤ | 204 | 100mm |
グリーンマックス | 43 | 90mm |
しかしスプレーは、塗料の粒が小さいためいろんなところへ飛んだり、嫌な臭い(シンナー臭)が出ます。その対策として外でやったり換気を常に行うという下準備があるため、色鉛筆やマーカーによる色塗りよりもハードルは上がります。
それでも下準備やってしまえば、広い範囲をかんたんに塗ることができます。
エアブラシで塗る
缶スプレーに比べて出る塗料の量を調整したり、違う色同士を混ぜて自分好みの色を作って塗ることができます。エアブラシは、缶スプレーのように最初から塗料がセットになっているわけではありません。
色を噴射する装置だけで、塗料は別途自分で購入する必要があります。
そのためコンプレッサという機械がついてくるので少しスペースは取ります。
機械系は苦手、でも自分の好きな色を作って塗りたいという方は「イージーペインター」がおすすめです。複雑な機械なしでオリジナルの色を塗ることができるので、場所を取らずに初期投資も少なくて済むので趣味の工作にはぴったりです。

実際に使ってみると、缶スプレーと同じ要領で使うことができます。塗料をセッティングすることが少し難しいですが、それでも自分好みの色や売られていない色を作れるのは大きなメリットです。

色の塗り方ごとのコストパフォーマンス

価格を抑えることで、家計にやさしい色塗りができます。また経済的に少し頑張ればその分きれいな仕上がりとなります。紙工作をどんな完成形にするかイメージすることで、色塗りの手段を自然と決められるはずです。
きれいに色を塗るコツ
共通して言えることは下地の色を白にすることです。下地とは、これから色を塗ろうとしている表面のことです。下地が暗い色だと、本来の色味が出せません。
例えばマーカーを白いコピー用紙とダンボルールに塗った場合を比較してみましょう。

断然コピー用紙に塗った方の色が鮮やかですね。ただ、黒色は下地に関係なく同じ色合いになりました。
この先は塗り方ごとに色をきれいに塗るコツを紹介していきます。
マーカーの場合
同じところを何度も重ねて塗らないようにします。なぜなら色むらができたり、紙がふやけてしまったりするからです。紙がふやけてしまうと修正できなくなってしまうので気を付けましょう。

もし重ねて塗るときは、乾いてから塗ります。
色えんぴつの場合
一定の力で塗ることです。強く塗りすぎると紙の表面がくぼんだり、不自然に色が濃くなってしまいます。紙の表面をなでる感じで重ね塗りしていきましょう。
缶スプレーの場合
色を塗ろうとする物体とスプレーを30cmほど離し、3回くらいに分けて塗ることです。近すぎたり、遠くからでも一度で塗ろうと大量の塗料をかけると、紙に塗料が乾く前に垂れてきます。

エアブラシの場合
塗料を薄めてから使い、缶スプレーと同じく離して使うことです。市販されている塗料はドロッとした感じです。そのまま使ってしまうと塗料が出てくる穴や管が詰まってしまいます。
例えば人間の体も血液がどろどろだと、血管が詰まって病気になることがあります。これと同じで、ドロドロのままエアブラシを使うと色塗りが汚くなったり、管が詰まって故障する可能性もあります。
それを防ぐために色を薄めて使いましょう。薄めるための専用の液体が売っています。塗料によっては水で薄めることもできますよ。
スプレーで色塗りするところがないときの対処法
マンションやアパート、住宅街だと隣や近所にスプレーのにおいや塗料の粒が飛んで迷惑にならないか心配ですよね。そこで色塗りのスペースがない方向けに3つの解決策をご紹介します。
色塗りスペースを自分で作る
自分で色塗りのスペースを作ってしまえば安く済みます。私は実家に庭があったため段ボールと新聞紙を敷いてやっていました。もし部屋の中でやる場合には換気も考えなければならないため、換気扇は必須になります。
それ以外を廃材の段ボールを使えば費用はファン代だけで済み、お財布にも優しい色塗りのスペースになります。
色塗りのためのブースを買う
一番簡単な解決方法です。買ってきたその日からあなたの机が色塗りスペースとして使用できます。
庭がある方は、外でやることもできますが、においや天候によって作業できないときがありますよね。でも塗装ブースを購入し自分の部屋に設置すれば、天気や近所へにおいが漏れる心配がなく色塗りをすることができます。

色塗りスペースを借りる
つまり塗装ブースをレンタルすれば、自宅に物を増やさず、そしてにおいも気にせずにスプレーでの色塗りができます。色を塗りたいものを持ち運んだり、レンタル料金がかかるのがデメリットです。
しかし工具や塗料、エアブラシなどは自由に借りて使うことができるので、工具代金込みと考えるとお得ではないでしょうか。
まとめ
紙工作の色塗り方法はこの4つ
- マーカー
- 色鉛筆
- 缶スプレー
- エアブラシ
あなたの紙工作がもっと楽しくなる道具や方法を、ぜひ試してみてください!初心者でも今日からきれいに仕上げられますよ。
ほかにも、紙工作に必要な道具を紹介しています。詳しくはこちらの記事を併せてご覧ください。